NLPで最高の力が目覚める・コーチングハンドブック
単行本: 400ページ
出版社: 日本能率協会マネジメントセンター
ISBN-13: 978-4820759348
NLPで最高の力が目覚める・コーチングハンドブック ~知識と経験を最大化するセンスの磨き方~
※本書はコーチングに関する専門書です。コーチングの理解を深めるためにNLPの考え方を使っていますが、NLPの技法そのものの解説はありません。しかし、本書は全てのNLP実践者にとっても極めて重要な内容を書いています。
これまで、コーチングの方法をひと通り学んだけど、十分には実践できていない」という悩みを数多く聞いてきました。私の知る限り、このような悩みに答える本は見当たりません。そこで、「コーチングのやり方を知るための本」ではなく、「コーチングを使えるようになる秘訣を学ぶ」ための内容を一冊にまとめることにしました。そのために、本書では、コーチングのセンス(才能)が高いと言われている方々に共通する特質を磨く方法を解き明かすことに主眼を置いて執筆しました。
ひと口に「コーチングを使えるようになる」と言っても様々なレベルでお伝えすることができます。しかし、今回は中でも一番大切な部分をお伝えすることにしました。それはセンスの磨き方です。センスは才能という意味でとらえてもいいでしょう。センスがあるコーチは、様々なクライアントの状況に柔軟に合わせてコーチングができます。「柔軟性の高さ」「優れた直観力」「洞察力」、優れたコーチにはこれらの特質があります。これらを持つ人が技術を学べば、すぐに使えるようになります。しかし、これらの特質が開花していない人が知識を積み重ねても上手に実践できるようにはならないのです。
センスを磨くことは、Doing(方法)を身につけることではなく、Being(存在)を磨くことです。このような意味で本書はハウツー本(方法を知る本)ではありません。ですから即効性はないかもしれません。しかし、コーチとして活躍したいと望まれるのであれば、何度も本書を読み返し、ここに書いたことを実践することが最善の方法だと、私は確信しています。
どんな人におすすめか
この本のレベル:中級レベル~上級レベル
大型本で400ページもある大著です。本書は、コーチングと銘打っていますが、コーチングに興味がある方のみならず、全てのNLP実践者にも必ず読んでもらいたいと思っています。本書のメインテーマであるセンス(才能)の開発は、そのままNLPの技法の運用力を高めるからです。特に、山崎啓支が得意とするBeing(存在)の磨き方をかなり詳細に書いています。NLPやコーチングの初学者でも理解できるように懇切丁寧に書きましたが、扱う内容が高度なため「体感イメージで願いをかなえる」「マンガでやさしくわかるNLP」などの入門書を先に読むことをおすすめします。